笑点

子供の頃はただ笑って見ていた「笑点」だが、いつしか大人になり、月曜日が楽しいものでなくなってから、この番組は週末の終わりを告げる憂鬱な気分の象徴になっていった。
「サザエさん症候群」というのがあるらしいが、就職した頃からオレは「サザエさん」のスタートを待つまでもなく「笑点」のテーマソングが鳴り響いた時点でかなりブルーになれたのだ。
(というより、今では「アッコにおまかせ」から「噂の東京マガジン」が放映される時間帯ですでにかなり鬱である)

林家こん平師匠が病気のため「笑点」の高座をお休みするようになってから、はや4ヶ月が過ぎようとしている。
こん平師匠は声帯を痛めたとかで8月中旬から入院。
9月12日の放送分から番組を休み、大喜利は残りの5人でやっていた。
このほど弟子の林家たい平が後釜に抜擢され、久しぶりに大喜利は6人に。
高座の配置自体ずっと6人で見慣れているので、やはり6人ちゃんといた方がすわりが良くていい。
今回の出来事がきっかけであらためてこの番組の歴史をきちんとチェックしてみると、自分が見始めた頃よりもずっと前から番組はあって、思いもよらない人たちが出演していたことに驚いた。

こん平師匠は、現在は司会を務める三遊亭円楽、回答者の最長老桂歌丸と並び、記念すべき第1回からずっと大喜利のレギュラーを張るオリジナルメンバー。
「笑点」の初代レギュラーは、司会:立川談志、三遊亭円楽、桂歌丸、柳亭小痴楽(のち梅橋、故人)、三遊亭金遊(のち小円遊、故人)、林家こん平、座布団係:三升家勝松(現 桂文字助)というメンバー。
番組のスタートは'66(昭和41)年だから、オレが生まれた年にはじまっていたのだ。
番組誕生38周年というわけだ。
オレが「笑点」を見はじめたころ、司会は3代目の故三波伸介が務めていた。(2代目は前田武彦
大喜利のメンバーはオリジナル・メンバーから残留している歌丸、円楽、一時脱退しながら復帰したこん平に加え、林家木久蔵三遊亭円窓、そして歌丸とのバトル(?)が超面白かった故三遊亭小円遊という顔ぶれ。
座布団配りは「手を挙げて、横断歩道を渡りましょう」の標語でおなじみの松崎真(この人はいつも挨拶の時、司会の三波から「ふんころがし」とか、「なんとかのお尻」とかひどい紹介のされ方をするのがお約束だった)が務めており、現在座布団配りを務める山田隆夫はこの番組のちびっこ大喜利で人気となり、新井康弘、江藤博利、今村良樹とともに「ずうとるび」を結成してデビューしたばかり。
う~ん、懐かしい・・・。
ずうとるびはこの時のご縁が元で、12チャンネルの「凸凹大学校」(これまた三波伸介の司会)にもレギュラー出演していたのだ。

こん平師匠はやっぱり「ちゃんらーん!」のせいでのどを痛めてしまったのだろう。
今は盟友三遊亭楽太郎がこん平の代わりに「ちゃんらーん!」をやっているが、やはりオリジナルの味と安心感には遠くおよばない。
もとより楽太郎のスカした皮肉っぽさと、こん平の馬力たっぷりの田舎モンキャラは大喜利の高座の上で対極に位置する芸風だけに、楽太郎が愛情込めて真似すればするほど本家の不在の大きさを感じさせる。
ニュースによるとこん平は完全に休養しているわけではなく、負担の少ない仕事を少しずつこなすようなので、完全に回復すればきっといつの日か大喜利にも復帰してくれるだろう。
一時期は週末のトゲのような存在だった「笑点」も、こん平が休んでしまってから逆に彼の姿を求めて見るようになってしまった。
(もちろん復帰の前にはちゃんと予告があるんだろうけど・・・)

さあみなさん、一日も早いこん平師匠の復帰を願って・・・

「1! 2! 3! ちゃんらーん!」

笑点web (「笑点大百科」で過去の顔ぶれが見られます)
by FHIROSE2 | 2004-12-07 21:09 | Comments(6)
Commented by nowhere1967 at 2004-12-07 21:51
僕が小学生の頃新潟は民放が2局しかなく、笑点は遅れて放送されていました。土曜日の午後1時からでした!学校から帰って「笑点」を見ていた懐かしい記憶があります。
Commented by FHIROSE2 at 2004-12-07 22:58
>nowhere1967さん
土曜の昼に「笑点」ですか。
イメージ湧かない・・・。(笑
東京では、土曜の昼は「やじうま寄席」でした。
Commented by shimamelon at 2004-12-08 02:20
憂鬱になるけど、まぁ見ていらっしゃるわけですね。いいことです。コンペイさんのざぶとん10枚になったときの商品、寒い地方で寒稽古はわすれがたきものがあります。そう、私も好きでした。学生の頃、後楽園ホールまで見に行ったことがあります。だからなんだ、だからよっぱらいは、ねぇ。
Commented by FHIROSE2 at 2004-12-08 11:27
>shimamelonさま
>寒い地方で寒稽古
最初の内は豪華な賞品だったのに、いつの頃からか座布団10枚貯めたにもかかわらず「罰ゲーム」の様相を呈してきたんですよね。
後楽園ホールはオレにとってはプロレスの聖地。
あの箱の中でこん平師匠のギャグが炸裂していたかと思うと、不思議な気分。
Commented by yanyan_akiko at 2004-12-08 11:35
チャンチャカスチャラカスッチャンチャン!
あのフレーズが流れると休みだなーと感じたものだったが、最近は見ていないなぁ。
教育テレビで夜に放送していた落語も小さい頃みて面白かった記憶はあるが。。。
Commented by FHIROSE2 at 2004-12-08 22:25
>akikoチャン
あ、夜やってたね、落語。
それも結構本格派の渋い演目で。
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1960年代半ばよりちょっと後の生まれ。50ウン年間に溜めこんだ「なにか」を吐きだす場。


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