MR. TAMBOURINE MAN (THE BYRDS)

b0002910_17302548.jpgVarious Review vol. 46
「ミスター・タンブリンマン」 ザ・バース
"MR. TAMBOURINE MAN" THE BYRDS

1965年発表作品
COLUMBIA

ザ・バーズはやっぱりカントリー・ロックの開拓者になる前の、フォーク・ロック時代が好きだ。
ロジャー・マッギンのクセのある歌い方、完璧ともいえるコーラス、12弦ギターを使った輝くようなバッキング・サウンド。
12弦ギターという楽器は、ビートルズのジョージ・ハリスンもここぞというところで効果的に使用していたが、ロジャー・マッギンはこの楽器を常にバンドのサウンドの核として使用し、結果他に類を見ない独特のキラキラしたサウンドを作り上げることに成功した。
'65年5月、デビュー・シングル"Mr. Tambourine Man"(楽器で演奏に参加したのはロジャー・マッギンのみ。他のメンバーはコーラスのみ)をチャートのトップに送り込み、続いてリリースされたのがこのデビュー・アルバムだ。
バーズのフォーク・ロック期を語る上で欠かせないボブ・ディランのナンバーは4曲収められており、彼らのアルバムの中で最も多い。
デビュー当時のバーズは実にうまい具合にディランを利用したわけだが、このアルバムで聴けるマッギンのヴォーカルもディランの影響が色濃く出ている。
しかし、そこはやはりポップ・グループを自任する彼らだけに、取り上げるナンバーはいずれもポップな色合いの強いナンバーで、重いメッセージ・ソングなどは極力遠ざけた点が成功の大きな要因だったのだろう。

圧倒的に長い時間をビートルズ・サウンドとともに過ごしてきた自分にとって、ビートルズ以外のアーティスト、バンドを聴く(探す)時にも知らず知らずビートルズに通じる「なにか」を求めて音源をチョイスしているようなところがあるのかも知れない。
バーズといえばフォーク・ロック。
しかし、ビートルズにも通じる甘酸っぱいポップな香りもふんだんにちりばめてあり、自分にはそこの部分がむしろお気に入りだ。
聞けばビートルズの方もバーズのアルバムはずいぶんと気にしていたんだとか。
ビートルズにも秀逸なフォーク・ロック的レパートリーは数多く存在するし、なによりジョン・レノンは有名なディラン・フリークであったわけだから、レノンはじめビートルズの面々がバーズのことをいたく気に入ったというのもうなずける話。
デビッド・クロスビーCS&N立ち上げにあたって持ち出した、柔らかく美しいコラース・ワークもまたこのグループの魅力。
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by FHIROSE2 | 2004-12-11 18:20 | Music Man's music


1960年代半ばよりちょっと後の生まれ。50ウン年間に溜めこんだ「なにか」を吐きだす場。


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