DISCOVERY (ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA)

b0002910_12252363.jpgVarious Review vol. 48
「ディスカヴァリー」 エレクトリック・ライト・オーケストラ
"DISCOVERY" ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA

1979年発表作品
JET
ポップ職人ジェフ・リン率いるエレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)の'79年作品。
アラビアン・ナイトをモチーフに作られたアルバム・ジャケットが印象的。
翌年から始まる'80年代は、音楽、ファッション、風俗が物凄いスピードで変化していった「混乱と狂気の時代」
このアルバムからは"Confusion""Midnight Blue"の2大シングル・ヒットが生まれ、'70年代の最後を飾ってくれた。
特に"Confusion"は深夜ラジオでもよくリクエストされて流れてきており、マンドリンの温かい音色のイントロは、一度聴いたら忘れられない。
音だけ聴いていてもまるで映画を観ているような錯覚におちいる。

このグループのリーダージェフ・リンは、故ジョージ・ハリスン'87年の快作"Cloud Nine"のプロデュースを手がけたり、ザ・ビートルズ「アンソロジー・プロジェクト」でジョン・レノンの遺作"Free As A Bird""Real Love"の仕上げという大役を仰せつかったりと、なにかとビートルズがらみの仕事に関わっている。
実際出始めの頃の彼は、生前のジョン・レノンに「ウォルラスの子供たち」と絶賛されたこともあった。
そんな彼のポップ・センスはELOの作品にも一貫して流れており、ビートのある楽曲にも必ず彼らならではの、聴く人間を優しく包み込むような温かさがある。
次回作"TIME"は、サウンドをアルバムの舞台である近未来のイメージに統一するためか、全編でシンセを使いすぎてかなりくどいアルバムになってしまい、個人的にはあまり好きになれない。
しかし本作では、シンセももちろん重要なアクセントになってはいるものの、ナマの楽器の音を大切に録音していて、非常に温かい、奥行きのあるポップ・アルバムに仕上がっている。
彼らのサウンドの特徴は、なんと言っても楽曲の親しみやすさ。
オープニングの"Shine A Little Love"で聴かせるサビのほろ苦いメロディ、押し付けがましい音の嵐にならないアレンジの妙、とぼけた味も感じさせるコーラス・ワーク・・・。
各メンバーは決してテクニックを披露するタイプのミュージシャンではないが、確かな技量がなければこれだけ品質の高い楽曲を演奏することなどできないだろう。
聴けば聴くほど温かい気持ちにさせてくれるアルバムだ。
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by FHIROSE2 | 2004-12-19 12:46 | Music Man's music


1960年代半ばよりちょっと後の生まれ。50ウン年間に溜めこんだ「なにか」を吐きだす場。


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