Cover Song Special 07 "(Love Is Like a) Heat Wave"

さあ、カバー・ソング・スペシャル、序盤戦の真打の登場です!
tettin兄さん、お待たせしました(笑)
モータウン、モッズ、パンクからロカビリーまで、幅広い演者に愛された"(Love Is Like a) Heat Wave"。
作者は言わずと知れたHolland-Dozier-Holland。
1963年7月にリリースされたマーサ&ザ・ヴァンデラスのオリジナル・バージョンはビルボードHOT100の4位まで上る大ヒットとなりました。
では早速行ってみよう!

(1963 From album "Heat Wave")

なんと言ってもオリジナル。tettin兄さんの影響で最近すっかりハマリ気味。
ipodでもグレイテスト・ヒッツがヘビーローテです。
やっぱりマーサの声はいい!でも、振り付けが素人みたい。




The Who (1966 From album "A Quick One")

ビートルズやストーンズに比べてやや遅れてメジャーに出て来たせいもあってか、そのルーツを心置きなく開陳する時間があまりなかったザ・フー。
デビューアルバムで採り上げたJ.B.のナンバーあたりはオリジナルのエグ味を残した演奏だったが、このカバーになるともう黒っぽさはだいぶ抜けて、ザ・フーのポップ・センスが前面に。
サイケ、ロック・オペラと忙しく発展していく前のリラックスした雰囲気もただよう。

The Supremes(1967 From album "Supremes Sing Holland, Dozier, Holland")

同門のシュプリームスもカバー。
Holland-Dozier-Hollandのナンバーを集めたアルバム。
こうやって同じ曲で聴き比べると、マーサとダイアナ・ロスの狙う線の違いがよく分かりますね。

Linda Ronstadt (1975 From album "Prisoner in Disguise")

オレの愛するリンダ!2回目の登場!ルンルン(^^)
"Don't Cry Now"に続くアサイラム・レーベル移籍第2弾アルバムから。
1975年9月にシングル・リリースされたリンダ・バージョンはオリジナルに負けじとビルボードHOT100の5位まで上がる大ヒットとなった。
映像は翌1976年にドイツのRockpalastに出演した時のものとのこと。
サンバーストのレスポールで間奏のギターソロを弾くのはご存じワディ・ワクテル。

The Jam (1979 From album "Setting Sons")

ジャムについては決して好きなバンドではないし、このカバーもオリジナルの持ち味云々とは遠い感じがするが、それでもポップなR&Rとしてよくやり切ったという感じ。
名曲をがなり散らして台無しにする、よくいる日本の青春パンク・バンドには辟易するが、このジャム・バージョンはそういう片づけ方をするような出来栄えではない。

The Long Tall Texans (1989 From album "Five Beans in the Wheel")

UKのグループなのに「ロング・トール・テキサンズ」。
いわゆる「サイコビリー」の一味らしいです。
スピードはジャムと同じぐらいの疾走系に持って行ったが、仕上がりはチャッキチャキのギターが心地良いネオロカ。

スクーターズ (1992 From album "娘ごころはスクーターズ")

オレ、これ好きですね。
キョンキョンも歌った「東京ディスコナイト」のスクーターズ。
キーがギリギリいっぱいの高さで歌うボーカルは「巧い」という感じはしないが、なんかこう・・・、特段の理由のないエネルギーが渦巻いていた80年代。

Joan Osborne (2002)

ジョーン・オズボーンは白人だけど、この曲で声だけ聴いていると黒っぽい味も随分出ている。
マーサ、ダイアナと並べてもまったくケチのつけようのない巧さ。

Phil Collins (2010 From album "Going Back)

この人についてはもう言うことなし。
"You Can't Hurry Love" でもうすっかりその道の大家ぶりは世に晒したし。
ドラマーとしてのフィルはまた別として、やっぱりシンガーとしてのこの人は傑出したポップス職人だし、これがやりたいんだと思う。

by FHIROSE2 | 2012-03-14 00:45 | Cover Song Special | Comments(6)
Commented by tettin at 2012-03-14 21:16 x
>マーサの声はいい!でも、振り付けが素人みたい
そんなこと言ったって振り付けがよくて、声が素人よりは・・・(笑)

いやぁ、腹いっぱいになりました。
さすがにどれもクォリティが高い!
で、この中のジョーン・オズボーンは密かに気になってました。
「永遠のモータウン」のDVDを目下物色中なのですが、バックがファンク・ブラザーズということはモータウン直系の白人女性シンガーと言えそうですね。文句なしの素晴らしい唄いっぷりです。

リンダ姉さんは別格ということで・・・(^^;)
Commented by FHIROSE2 at 2012-03-14 22:51
>tettinさま
>そんなこと言ったって振り付けがよくて、声が素人よりは・・・(笑)
確かに(笑) そういう人はもう十分足りてますしね。
"Dancing In The Street"の時もそうでしたが、モータウンのカバーを調べると、その数と解釈のバリエーションに驚かされます。
リスナーにも同業者にも愛される作品を世に送り出してきたのがよく分かります。
ジョーンはたしかに気になりますね。
モータウンに対する愛情とリスペクトに溢れているからこそ、FBが直々にコラボしたんでしょうかね。
Commented by bono2yassan at 2012-03-15 01:08
heat wave 熱波!
黒人ガールズにピッタシですな!んでWhoもPopセンスは秀逸です。ロンドンのお洒落な悪ガキってなスタイルはWhoが一番でせう。
Jamは全く同感です(((笑)
んで、フィルのカバー選曲のセンスはジョーンジェットの双璧ですな。
アタクシcan't hurry loveをフィルバージョンで歌うのが夢です(((笑)))
Commented by ryo_1989 at 2012-03-15 17:29
正直、モータウン系は未開拓なので、Whoのしか聴いたことがなくて(汗)。
ビートロックの良いとこ取りな感じが最高ですね♪
Commented by FHIROSE2 at 2012-03-15 23:54
>海治郎師匠
フィルは本当に巧い!なにより「音楽が本当に好き」ってところがたたずまいから声からすべてから伝わってくるところがイイですね。
>んで、フィルのカバー選曲のセンスはジョーンジェットの双璧ですな。
ジョーンも実にイイ線狙って来ますよね。あの人もパンクを全身で具現化しているようなところが好きだなー。
>アタクシcan't hurry loveをフィルバージョンで歌うのが夢です(((笑)))
あの頃のフィル・バージョンということは、キューピーちゃんみたいにアタマ禿げちょろかさないと!(笑
Commented by FHIROSE2 at 2012-03-15 23:58
>ryo_1989さま
基本的に、芸術家に転身する前のWhoのスタンスは「客を躍らせるバンド」なんじゃないかな、と思うのです。
だからモータウンのポップ・ナンバーとも親和性が高いのかななんて。
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1960年代半ばよりちょっと後の生まれ。50ウン年間に溜めこんだ「なにか」を吐きだす場。


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