Cover Song Special 12 "Walking the Dog"

もうね、なんつーか、厳しい世間に身を晒して疲れた時は、角ハイボール飲むか好きな音楽聴くか、気を紛らわす方法もそんなにバリエーションなくなって来た。
娘にカネかかるから使える小遣いも限られているし・・・(笑

てなわけで(つながりませんが)、本日のネタはルーファス・トーマスのゴキゲンなブルース "Walking the Dog" であります。
会社の犬のオレにぴったりだぜ!(笑
バウッ!

Rufus Thomas (1963 on album "Walking the Dog")
オリジナル。
切れぎれな情報をつなげただけの知識しかないが、この人は(もちろん真面目なミュージシャンでもあっただろうが)多分に「芸人」的な立ち位置を大事になさった方であるらしい。イントロにウェディング・マーチを使うという洒落っ気も、ブルース歌手であると同時にヴォードビリアンでもあった彼ならではのものなのか。
かなりお年を召してからテレビ番組に出演した動画などを見るにつけ、アメリカの三波伸介かひとりクレージー・キャッツか、と思わせる芸人ぶりを満喫できる。
にしてもユニークなお顔立ち。手使わないでこんな鋭い口笛吹けるもんなんだ・・・。





The Rolling Stones (1964 From album "The Rolling Stones")
ダミ声のバッキング・ボーカルは故ブライアン・ジョーンズのものとそこかしこに書いてあるのでそうなんだろうが、モンタレーの舞台で観客にジミヘンを紹介した彼の声を思い出すにつけ、この声があのブライアンのものとは少々意外ではある。


Zoot Money's Big Roll Band (1964 From album "R&B")
「モッズ」というスタイリングになにかしらお手本が必要ならコレだな、と思わせるズート・マネーのカバー。


The Rokes (1965 From album "The Rokes")
"Let's Live For Today"のエントリでオリジナルとして紹介したロークス再登場。
これもストーンズ的な直球の黒さではなく、モッズ的な磨き方。


The Sonics (1965 From album "Here Are The Sonics")
デビューアルバム"Here Are The Sonics"に収録。
曲とアメリカン・ガレージ・ロック的なセンスとの親和性が実に高い。


The Luv'd Ones (1966 B-side of single "I'm Leaving You")
ガールズ・ガレージ・バンド、ラヴド・ワンズ。
ちょっとこのあたりの時系列については詳しい知識がないんですが、1966年というとトレモロンズから変名した直後あたりですかね。


Aerosmith (1973 From album "Aerosmith")
オリジナルのコミカルな味を抑え込んで一気にダークな雰囲気に振ったエアロの快作。
一聴して大胆に感じるアレンジも、あくまでも原作を自分たちなりに磨き上げた結果としてこういう形になったのだな、と聴き手を納得させるに十分な威力。


Roger Daltrey (1975 From album "Ride a Rock Horse")
ザ・フーは大好きなバンドなんだが、この人のボーカルだけに着目すると、時にちょっと細いかなと思うことがある。ラス・バラッド、クレム・クレムソンなどのツワモノ達がバックを務めたセカンド・ソロ・アルバムから。
全然ブルースではなくなっている。幻想的なダンス・ナンバー。
どうでもいいけど、この人胸はだけるの好きだね。


The Troggs (1975 From album "The Troggs")
カッチリしたリフとボーカルの相乗効果かさすがに70年代的で、今聴くとちょっと古さも感じさせるが、思いのほかストレートなブルースとして演奏してます。


Dr. Feelgood (1976 From album "Stupidity")
1975年5月23日、シェフィールド・シティ・ホールでの収録。
ストーンズのバージョンが洗練されたものに聴こえるぐらい、フィールグッズならではのダーティ・ボーイズ・ロックに仕上げた。
あまり着目されないが、このバンド、コーラスが非常に巧い。


The Count Bishops (1977 From album "Good Gear")
ビート系パブ・ロックバンド、カウントビショップス。
ギターの音色をストーンズにかなり似せてあるが、やはり孫カバー、アレンジは忠実であるにも関わらず軽いというか、黒さは足らないような気がする。


Ratt (1983 From EP "RATT")
黒人ブルースメンが第1世代、ヤードバーズ、ストーンズが第2世代だとすると、エアロあたりは第3世代か。そうだとするとラット、モトリーあたりはもはや第4世代になるのだろう。
従ってもはやオリジナルのブルースがどうというよりも、エアロスミスに憧れてエアロが大好きで、とうとうエアロ・バージョンの丸コピーしました。
このデビューEP、好きで良く聴いたんだけど音がよくなかったのが残念


Clarence Edwards (1990 From album "Swamps the Word")
1950年代から1993年の死去まで活躍したクラレンス・エドワーズ。
録音自体は90年代のものということで現代的なサウンドである。
クールな歌いっぷりもさることながら、間奏のスリリングなハープが聴きどころ。


Steve Marriott (1991 From album "Packet of Three")
本当に惜しんでも惜しみ切れないマリオット。やっぱり黒い!
そしてなんともタマらんスロー仕立てにしてくれた。


Green Day (1993 From bootleg "Demos tape for Dookie")
公式にリリースはされていないが、ブートレグで出回ったバージョン。
1994年にリリースされた3枚目のスタジオ・アルバム"Dookie"レコーディング時のアウトテイク。
思いのほか原曲の狙いを引き出せていてなかなかイイ仕上がりです。

by FHIROSE2 | 2012-04-04 22:00 | Music Man's music | Comments(4)
Commented by tettin at 2012-04-05 22:53 x
ルーファス・トーマス、う~ん聴いてないなぁ(^^;)
故人ですが、ダンスものが多く、エンターテイナーとしての才能に恵まれた人だったようですね。
で、この膨大なカヴァー群のなかで、どれくらいこのオリジナルを元ネタにしてるのか興味がありますね。結構ストーンズ版を聴いて気に入ったというパターンも多いんじゃないでしょうか?(笑)
ファーストアルバム用に選曲したのも、たぶんストーンズのブルースマスターだったブライアン・ジョーンズでしょうし、やっぱこの人の偉大さをしみじみと感じました。
Commented by FHIROSE2 at 2012-04-06 00:00
>tettinさま
上に挙げた中ですと、ストーンズ版を割と忠実になぞっているのがソニックス、フィールグッズ、カウント・ビショップスあたり。オリジナルと聴き比べると、ストーンズのリフはどうやらストーンズ自身のオリジナルのようですね。
こういう曲を持って来るブライアンのセンスはやはり、他のメンバーとは深さが一段違う感じがしますね。
ウェディング・マーチを取り入れた人たちは一応オリジナルからの起こし、ということでいいのでしょうかね。
クラレンス・エドワーズは異色でカッコいいです。
Commented by bono2yassan at 2012-04-07 09:11
ひろぽん塾長殿
菅野美穂はいいですな~~やっぱし!
じゃなくて、この曲は全ていいです!
お見事!
で、ブライアンのセンスってな
英国白人の黒人に対するリスペクトが根底にギッチリあるんですな。
ルーファスの道化の中に悲哀あり!
ってのは感動的であります。
チャー姉さんはアタシのタイプですし、
フィールグッズの安っぽいノリはヤッパシいい!
んで、ロジャーダルトリーは体育会系出身なんで、他の3名をしょっちゅう鉄拳制裁して嫌われてた!
っつ~話に信憑性を持たせてくれますた((((笑)))
Commented by FHIROSE2 at 2012-04-07 18:41
>海治郎さま
いいですよ、菅野美穂は。
メークでもすっぴんでも変わらずステキ。
ブライアンがこの曲を掘り出してストーンズで演らなければ、ここまで色々なグループに採り上げられたかどうか。
そういう意味でオリジナルの素晴らしさももちろんですが、ストーンズ・バージョンの功績はデカイですね。
>ロジャーダルトリーは体育会系出身なんで、他の3名をしょっちゅう鉄拳制裁して嫌われてた!
性格荒くて、神経質なピートとは特に合わなかったらしいですね。そこで空中分解せずに凄いバンドになったりするあたりが見事なんですが。
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1960年代半ばよりちょっと後の生まれ。50ウン年間に溜めこんだ「なにか」を吐きだす場。


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