Cover Song Special 20 ザ・スクーターズ "女は何度も勝負する♥"

b0002910_037875.jpgついに来たよ・・・、キタキタ・・・。
驚異のロング・セールス「スクーターズ・コンプリート・コレクション」から数えても8年、「東京ディスコ・ナイト」「娘ごころはスクーターズ」から数えれば実に30年の歳月を経てリリースされたザ・スクーターズの新譜「女は何度も勝負する」がついに届いたどーっ!!!

60年代ガールズ・グループ(シュープリームス、マーサ&ザ・ヴァンデラス、ロネッツなどなど)のテイストを80年代の日本に蘇らせ、「トーキョー・モータウン・サウンド」を標榜したスクーターズが、やっと、やっとリアルタイムの存在として目の前に現れてくれたのです!!!

今回届いた板を聴いてみてまず感じた、というより再認識したのは、モータウンや60sにグループのイメージ作りの多くを求めながらも、決して単なるカバー・バンドに留まらない、現在進行形のポップ・グループとして(商業的な成功を見込んでいるかどうかは別として)ちゃんと勝負できる本当の力のある人たちなのだ、という点に尽きる。
今作も、モータウン風のみならず80年代のエレクトロニック・ポップス、60年代の和製ポップス調まで、引き出しの多さが光るねえ・・・。
この新作のために書き下ろされた新作は、橋本淳・筒美京平コンビ、小西康陽、宇崎竜童ほかスンゲーお顔ぶれのペンになるもの。




とは言え、オリジナル・ナンバーの中にも、随所に彼らがお得意とするモータウン、60sポップスへのオマージュが散りばめられており、バンドのそもそもの発起人である信藤三雄とリードシンガーのロニーバリー、キーボードのエマーソン北村のペンになる(2) "LOVE+LOVE" には "Tighten Up" のギターリフとブレイクのフレーズが、小西康陽作で1st.PVとなった「かなしいうわさ」はタイトルからして、グラディス・ナイト&ザ・ピップスをまんま持ってくるという大胆さ。オリジナル曲だが、イントロにマーサ&ザ・ヴァンデラスの "Dancing in the Street" のフレーズを持ってくるなど、彼ら以外がやったら顰蹙ものだろうが、彼らには逆にやってもらわなきゃ困る、様々なくすぐりが満載。
残念ながら一昨年亡くなったキーボードの中西保子=yaccoが、80年代の活動期に書いた「神様お願い」も収録され、満を持してのカムバックにこれ以上ない華を添える。

さて、本当ならオリジナル・ナンバーの流石の出来栄えも含めてすべてをレビューしたいところだが、あまり私見を撒いて、これから聴くのを楽しみにしている人の興冷めになっては申し訳ないし、いつもどおりカバー・ナンバーにスポットを当て、Cover Song Specialの栄えある20回目としてお送りします!

Nat King Cole - LOVE
もうおなじみ。ナット・キング・コールが温かい日本語で歌う "LOVE"。
自分もこの曲は大好きであります。


ザ・スクーターズ・バージョン
リードを取るのは男性メンバー、ギターのターバン チャダ Jr.
リズムが入ると途端にスクーターズの世界。


Bananarama - Ghost
1985年にシングル "Do Not Disturb" のB面に収録されて初めてリリースされた、ゆったりとしたポップ・バラード。
後にサード・アルバム "True Confessions" ("Venus" を収録)がリ・イシューされた際にボートラとして収録。


ザ・スクーターズ・バージョン
リードはコーラスのジャッキー。
ロニーバリーとはひと味違う艶っぽさ。
けだるく切なげなボーカルがいいね。


The Breakaways - He Doesn't Love Me
60年代に活躍したブレイカウェイズ。
優秀なセッション・コーラス・グループとしても活動し、ペトゥラ・クラークの "Downtown" のレコーディングにもバックコーラスで参加したそうな。


ザ・スクーターズ・バージョン
こちらも「くすぐり」入り。
イントロにはめ込まれたのはフォー・トップスの "Reach Out" をライヴで演奏した時のイントロ部分。
ホント、やることが端から端までニクイねえ・・・。
こちらのリードはご存じロニーバリー。


しばらくこれにハマリます!www

女は何度も勝負する(ザ・スクーターズ)

1. Introduction
2. LOVE+LOVE
3. 神様お願い
4. Hey girl
5. ラヴ(Love)
6. かなしいうわ
7. Loveless
8. REMEMBER ~あの頃 夢に生きて~
9. Ghost
10. He Doesn't Love Me
11. スクーターズのテーマ
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by FHIROSE2 | 2012-07-15 00:43 | Music Man's music


1960年代半ばよりちょっと後の生まれ。50ウン年間に溜めこんだ「なにか」を吐きだす場。


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